2021年12月18日、旅する音楽トリオとtriörgüのジョイントコンサートを開催しました。文化庁のARTS for the Future!の助成を受けて、84ラボラトリーが主催しています。
まずはご来場の皆さま、関係者の皆さまに改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。突貫工事の企画にも関わらず、あちこちからご協力いただいたおかげでいいコンサートになりました。
ムービーのリリースまで終えて、真っ白に燃え尽きているうちに時間が経っちゃいました。ほんとに心折れかかっていたので、もう反動すごいです。そしてこれから84ラボラトリーの法人決算が待ってるわけですよ。おや、2022年の明るい未来が見えてこないぞ…?
いろいろ大変でしたが、やってみてよかったです。ほんとこれは皆さまのおかげですけれども。
良かったこと
旅する音楽トリオ、triörgüの演奏ができたことは挙げるまでもないですが、一曲だけ5人一緒に演奏した(著作権の都合で配信はできないやつです)ときのサウンドがよかったのには驚きました。みんな音色にはデリケートな人たちではあるけど、とても自然に馴染む、いいサウンドだったのは収穫です。
じゃあ5人でツアーしまーす!とかそういうことではないんですが、やっぱみんないい音出してるんだな、ということを改めて実感してぼくが嬉しくなっている、という話です。主催者の役得!
反省
そんなに規模の大きいコンサートではないので、ひとりで回せるだろう…と思ったんですが、そんな甘いものではありませんでした。わかさんという強力なサポートスタッフがいたからよかったものの、当日は会場でBGMを流すのを忘れるほどバタバタでギリギリ何とか回った…というところ。
それから、会場レイアウト、楽器配置、音響のことは自分で思っている以上に詰めておかないといけないこと。ふだんは各セクションの専門の方がやってくれているからスムーズなのであって、自分でやるのに同じペースでやったらそりゃ穴だらけになるわ。
そして補助金まわりの書類に要求される仕様の詳細を100%詰めてから動き出さないといけないこと。証憑書類を揃えるのに吐くほど苦労しました…。事務作業はほんと向いてないなぁ。
録音について
録音は河野くんと一緒にやるつもりだったんですが、結局90%河野くんに任せちゃいました(ごめーんね)。
何をしていたかというと、今回は単一指向性マイク(ノイマン)をステレオで1ペア立てて、補助の回線を1つだけ足してあります(旅する~はピアノ、triörgüはギター)。
旅する~は結局補助マイクを使っていなくて、いい塩梅になってます。triörgüはもうちょっと寄ってもよかったかなぁ。アンプやPAを使う楽器は、ステージの音像が複雑になるのでワンポイント殺しと言ってもいい。自分の経験値が少ないのもあるなぁ。録る編成が偏ってるので、いろいろ録ってみたいです。
そして今回はSound Devices社のレコーダーで録ってます。PCレスだとファンの音が気にならないのがよい。Macbook proはうるさくて使えません…。
そんな録音の結果がこちら。撮影・編集は熊本比呂志アニキ!さすが!
今後のあれこれ
旅する音楽トリオは、ふたたびツアーの話があったものの小美濃が予定合わず(名雪さんと聖子さんのデュオやるのかな?)。続報に乞うご期待!
triörgüは4月にツアーします。スケジュール、もう書いてもいいのかなぁ。うずうず。うずうずうず。東京はトリオとカルテットの2公演あります。
どうやら文化庁のARTS for the Future!は来年もありそう。ということで今回の反省を十分に活かしてまた何かやろうと思っています。
あんまりおおっぴらにしていないですが、2021年10月末から合同会社スタジオワイズを立ち上げて、わたくし代表社員になってます。「個人事業主じゃなー、法人じゃないと頼めないなー」みたいな仕事もお引き受けできるので、お気軽にご相談・ご依頼ください。
それでは、2022年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年を!