20230416

名雪祥代2days、宮城は柴田郡村田町の無可有の里、そして福島は白河の茶房瑠でした。どちらもパンパンの満席!たくさんエネルギーをもらって帰ってきました。ありがとうございました!

ジャズがこんなに官能的な音楽だとは知らなかった!*1という感想をいただいて、そうなんですよそうなんですよ、というのと、我々の演奏についてそういところを見いだしてくれて嬉しいな、という気持ち。

国道4号線の旅

入り時間の都合で、早朝か深夜の移動が必要だった今回。最近非常にスムーズに起床時間を寝過ごすことが多く、不安なので夜中のうちに移動することに。

スケジュールが詰まってるわけでもなく、体力にちょっと余裕があって、できれば経費は圧縮できるに越したことはない。ならばやるか、ということで宮城まで高速を使わずに下道で行く旅。国道4号線を延々北上するやつ。

結論から言うと、全然アリでした。見そびれてる映画をAmazon Primeでローカルにダウンロードして、音声だけ聴きながら運転。おやつは普段より多めになったけど仕方ない*2。だいたい8時間くらいで着きました。

大河原というところにネットカフェがあったので、そこでシャワー浴びて仮眠するプラン。が、9時頃に着いてみると「←天然温泉」の看板。少し待ったら天然温泉が開くし、どうやら豚で有名な場所らしく、おいしいトンカツもありそう。ならば行かない手はあるまい!

でも営業開始まで待ってなきゃならないので、赤く充血した目の38歳が朝からひとりで動物ふれあいコーナーのヤギをじっと眺めていました。怖がってる子どもがいたら謝るけども、おじさんだってヤギが見たいんだ。牛が見たいんだ。意味も目的もなく動物とふれあいたい日もあるんだ。

とんかつは11時、現場入りは12時だったので、ロースとヒレのダブル御膳を諦めて丘を下る。ラーメン屋開店を待つ行列がすーっと店内に吸い込まれていくのを見て、わたしもすーっと吸い込まれる。なんだかんだほぼ徹夜なので悟りが開けており、一切の逡巡もなく朝からチャーシューもぐもぐ。

10分だけ余裕があったので、向かいのハードオフで機材漁り。危うくチェロ買うとこだった。寝不足でハードオフに入ってはいけない。

なんやかんやで演奏して、名雪ツアー名物のパツパツのスケジュールに従い*3、慌てて加美町の藍學舎へ。河北新報さんの取材。東北の工芸品を集めている場所で、ちょうど会期中だったお花の展示が見事だった。オーナーのお話にも感じるところが多くて、楽しい時間でした。また遊びに行きたいし、ピアノを常設するって言ってたのはしかと聞きました。まずは10月に演奏するのが楽しみ。

自己肯定感

名雪さんちに泊めてもらい、白河に移動してとら食堂の至高のラーメンを食べ、満席のお客さんに演奏を楽しんでもらって帰るというパーフェクトプラン。自己肯定感をチャージしました。しあわせ。茶房瑠はほんとに特別なところです。


*1 厳密にはもっと具体的なこと言ってた。最初表現が直接的すぎて物言いがつき、農家さんなので「ぼくのバナナの糖度がどうこう」って言い換えててよけいに酷くなってた。

*2 写真載せようと思ったけど食べ過ぎって怒られそうな量だったので自重。

*3 嫌いじゃない。

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