Eri Chichibu Crossing Reality Projectとして、台南・台中・台北での3公演に参加しました。
まずは、美しい時間、高揚感、喜びをたくさんの人と共有できるイベントを企画してくれたDebbyとスタッフのみんな、民生電気、リズムセクションの相方として音楽をつくってくれた吉良くん、共演してくれた台湾のミュージシャンたち、聴いてくれたオーディエンスの皆さん、そしてミュージシャンも聴衆もまるごと魅了する音楽をつくってくれた英里さんに心からの謝意を申し上げたい(日記だけど)。
このツアーに関わった誰もが音楽や映像、空間から何かを受け取って帰る、奇跡みたいな公演。いろんな人の努力、熱意、計らい、気遣い、360度全方位から集まってくる伏線が一点に結実して実現したもので、そこそこミュージシャン歴を重ねていてもなかなか出会えるものではないだろうなぁ。
ラッキーだったなーと思うのと同時に、音楽やっててよかったな、という旅でした。これだから音楽はやめられない。
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このツアーのためにDebbyやサキたちは一体どれだけ走り回ったんだろう…と思うけど、それでもトライする気持ちもよくわかる。英里さんの音楽を心から信じているんだろうな、と。この公演がどれだけ素晴らしいものだったかを思えば、今となっては共感するばかり。やりたくなるよね。
吉良くんや台湾チームが素晴らしかったのは言うまでもないけど、その中心にいたコンダクターとしての英里さんには完全に目耳を奪われた。一挙手一投足すべてに音楽が溢れていて、バンドは導かれるまま自分たちのベストパフォーマンスを引き出されていたという思う。いやーーーー本当に素晴らしかった。
言うまでもないって言っておきながら言うけど、吉良くんと組むリズムセクションが楽しかった。音楽への愛を共有できていた(はず)ので、行き先が見えてて、自由にさせてくれたのがこの上なく尊い。難曲揃いのレパートリーに対する台湾チームの真摯さ、プロフェッショナリズムにも感じ入るものがあった。
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書きたいことは山ほどあるけど、いつまで経っても書き終わらないのでこれでおしまい。
タワマンが建ち並ぶ中に家庭菜園があるダイナミックさ、お茶と沈香で過ごす静かな時間、朝の散歩から見える景色、信仰と実践、小籠包、タピオカ、タロイモ、肉まん、豆漿、おにぎりの具が揚げたパンを砕いたやつ、台湾の旧友たち、陶器、デザイン、色合い。印象深いものばかりでしたなァ。
また遠くないうちに、台湾に戻れますように。