偏愛
DR-05の4台目が届いた。大きさ軽さ、ヘッドフォンアンプ、録り音を考えるとこれ以外では満足できないので、壊れても消耗品のごとく買い換えている(なんとなく2台目以降は保管してる)。ふと思い返せば5台目だったかも。
先代、つまり4台目はSDカードスロットを破壊してしまったのでレコーダーとしては機能しなくなった。
仕事場を片づけているときに出てきた、これ(右)が原因。
microSDカードの定義に最小限必要な、端子とその左の切り欠きが残ったmicroSDカードだったもの。デジタルガジェッターにとって小さいことは正義なので、たとえカードがその身を半分失ったとしても、端子が残っていれば「SDカードも小さくなったなぁずいぶん」くらいの印象しかもたないのは当然のことと言って差し支えない。
昔のツアーの映像や録音が残っていたりするので、懐かしさもあって4台目DR-05に突っ込み、PCから中身を参照する。が、Invalid CardなのでChangeしろ、とDR-05に怒られた。古くて読めなくなったのかな、とカードを取り出そうとするも、その姿はスロットには見当たらない。半分になり慎ましいサイズになってしまったmicro SDカード(だったもの)は基盤の中へと埋入してしまい、正攻法では取り出せなくなってしまった。
予期せぬ事態が起きたとき、穴があればとりあえず塞いでみるのが人の本能と言うもの。カードの入ったスロットにカードをもう一枚差し込んでしまい、僅かに残されていた救出の可能性が潰えたばかりか後から入れたカードもミイラ取りのミイラ状態でスロットにきれいにハマりこみビクともしない。
あとは想像に難くない流れで、DR-05を分解しカードをムリヤリ取り出して、組み立てなおしたところでカード読み取り部分は取付け角度が30度ほど曲がっておりその機能を失った。30秒の落胆ののち素早くサウンドハウスで注文し、翌朝には5台目を迎えた。
不具合のあるSDカードを安易に差し込んではいけない、と一応反省はしているのだけど、この半身のカードの中身はずっと気になっている。数年も経てば同じ過ちを繰り返すことは間違いないのだけども、かといってカードを棄ててしまっていいものか悩んでいる師走。
Epiphyllum / YenTing Lo
YenTingがくれたアルバム。言語の美しさ。運転中に聴いててとても気分がよかった(速度抑制効果も)。日本語は客観的に見るのが難しいなぁ。