ウッドベース奏者・小美濃悠太が月に一度お送りしているニュースレターです。 バックナンバーと購読はこちら
ESSAY
小美濃トリオ+佐藤芳明〜九州紀行〜リリースいろいろ
9月9日はCafe Beulmansで小美濃悠太トリオにアコーディオン佐藤芳明さんを迎えて演奏しました。
芳明さんというのはとにかくすごいんですね。何がすごいかというと、よくわかんないけどすごい。アコーディオンをびゃーーーーってやるとうわーーーーーすごい!!!!となるわけです。思考停止するのも仕方ありません。
アコーディオンはいろいろスイッチがついていて、音色を切り替えることができます。オルガンのような重厚な音色から、口笛やフルートのような軽い音まで。何人ものプレイヤーがオクターブユニゾンしているような圧巻の音も出るのです。
芳明さんの演奏をご覧になったことのない方はアコーディオンと言えば小粋なシャンソンやミュゼットの伴奏のイメージがあるかもしれませんが、それでモダンなフレーズを弾いたりするとこれはちょっともうすごいぞ、ということになるわけです。
少し前に芳明さんと瀬田くんがデュオで演奏したのがとてもよかった、という評をどこかで見て、おれのほうが先にその組み合わせ考えてたのに!キー!となっていました。やっとこの組み合わせを自分でも実現できてよかった。やったね。
芳明さんの曲はラテン音楽や謎の民謡など、いわゆるワールドミュージックに分類するとしっくりきそうなものがあります。これを則武さんがプレイすることでコンテンポラリー民謡みたいになって、芳明さんもガツンと燃えて瀬田くんはわけわかんないすごいこと弾き始めて、小美濃はほら見ろすごいじゃん、となるわけです。やったね。
長くなったのでこのへんにしますが、石井くんとのカルテットと平行してこちらもまたやりたいです。あとサックス橋爪さんをお招きする野望もあります。
小美濃カルテットは次回12/26(土)の夜、表参道zimagineにて!
九州紀行
Soundtypeで博多の「中州JAZZ」に出演しました。中洲川端の駅前のいいポジションいただきまして、この写真を撮ってる人の後ろにも立ち見の人がどわーーーーーっと。300人くらいいたかな?途中から雨が降ってきたにも関わらず、バチバチに盛り上げていただきました。たくさんのご来場ありがとうございました!
なおこの日はYAMAHAさんのご好意でSLB300proという楽器を使わせていただきました。サイレントベースの最高峰で、この日もアコースティックさと爆音での抜けの良さを両立してくれました。Soundtypeは全部SLBでもいいかも、ぐらい。
実はこれに合わせて、ピアノ祐亮くんと小美濃は長崎、島原と2日間の旅をしてきました。東京で友達になったドラマーの池川麻紀くんが企画してくれて、「84デトックストリオ」として長崎Body II Soul、島原の食堂コスタへ。
長崎は若いミュージシャンがたくさん集まってライブもジャムセッションも盛り上がり、長崎のおいしい日本酒(知らなかった!)もいただきました。仙台の”舎弟”ドラマーつゆぽんこと三露くんのお父さん(めちゃくちゃスウィングする!)にも会えて光栄でした。
島原のほうは、地域の音楽好きがたくさん集まって、いくつかのお店が食べ物飲み物を会場で提供してくれるローカルで楽しいイベントに。島原のミュージシャンと一緒に演奏できて、人が集まるところに音楽があり、みんなで楽しい時間を過ごす、という音楽の良さのお手本みたいなイベントになりました。麻紀くんのたくさんの準備と人徳のおかげ!
長くなったのでこのへんにしますが、島原は野菜がすっごく美味しいです。あとそうめん。あと鯨と豚まん。絶対にまた行きたい。
“Where I Belong”リリース!
いつになく長くなっちゃったのでコンパクトにしますが、鈴木瑶子トリオことWingbeatsのアルバムが全国発売になりました!
ロンドンからDuncan Eagles(sax)を迎えての作品。さまざまな感情を携えながらも「共に生きる」ことをテーマにつくった楽曲を演奏しました。ただの「いい曲」では終わらない、喜びや苦しみの表現に溢れた意欲作です。
タワーレコードのキュレーションサイト”Mikik”にもロングインタビューが載りました。こちらもぜひご参照ください。すげぇ喧嘩するバンドだと公式に認めてます。
広く喜ばれる、派手でメロディがはっきりしてて楽しいジャズ、とは一線を画しています。きっと本人もこれを世に問うことは勇気が要ったんじゃないかと思いますが、それをするだけの価値がある作品になりました。
これから9月20日に渋谷タワーレコードでインストアライブがあり、続いて10月2-5日に静岡、名古屋、神戸、そして東京とツアーをします。Duncanが参加するのは名古屋〜東京の3日間のみ。どうかどうかお見逃しなく!
長くなったのでこのへんにしますが、気になる鈴木瑶子の手のケガも順調に回復しています。弾けない間に思慮を重ねた結果の音楽の変化もぜひ見届けてください。
── 小美濃悠太
この号で触れたライブ
9/9〜10/5は2026年9〜10月に行った公演です。12/26は2026年12月の公演です。
今後の出演予定はこちら →
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