ウッドベース奏者・小美濃悠太が月に一度お送りしているニュースレターです。 バックナンバーと購読はこちら
ESSAY
蛇腹のお兄さんと過ごす1ヶ月
まずは8月14日の小美濃悠太カルテット@キーストンクラブ東京、たくさんのご来場ありがとうございました。
直前までSNSにお知らせのポストを続けていたので心配してくださった方もいらっしゃったようですが、実際直前までヒヤヒヤでした。なんとか予約2ケタまで来た…というのが1週間前だったので、もう気が気じゃなく。結果としてテーブルがだいたい埋まって胸を撫で下ろしておりました。
Cafe Beulmansのようにステージが小さくてお客さんとの距離も近いところだと、いい意味で演奏がラフになるというか、ちょっとこんなことやってみっか、みたいなマインドになりやすいもの。キーストンくらいの大きさになると大きなスピーカーから音が出るので、少しだけ演奏がよそ行きの顔になるような気がします。どうなってもしーらない、みたいないつもの無鉄砲カルテットとは少し違って、まとまった演奏になりました。
石井くんが書いてきてくれた新曲は、爆発しないけど熱量のある弊カルテットにはぴったりな、少し陰のあるきれいな曲。カルテットをイメージして書きました、なんて言ってくれて嬉しいじゃないの。おじさんそういうのに弱いからさ。
瀬田くんの新しい曲は現場で解説を聞いた人だけのお楽しみ。客席から笑いが起きてましたが死ぬほど難しいです。リハで音出して作曲した本人が笑ってました。
小美濃は3拍子と4拍子の曲を書きました。3拍子の曲は「Before the lamps」という曲名をつけました(名前がつくのが早い!)。帰り道、街の灯りが点る少し前、というイメージです。4拍子のほうはどうしようかな。
芳明さん
そんな3拍子と4拍子の曲、先日レコーディングしました。アコーディオン佐藤芳明、パーカッションKanのtrio knotsで、ホールを貸し切って、エンジニア五島昭彦さんの一発録り方式。大阪のホテルでさっきまでテイク選びしてました。
たまたま芳明さん週間で、11日にknotsのライブ、15日に三井大生さん (violin) とトリオ、そして先日のレコーディング。いやー芳明さんかっこよすぎる。そんな芳明さんとは9月9日(水)に小美濃悠太トリオのゲストにお迎えします。久しぶりにトリオやろ、と言いつつゲストお招きしちゃうんですが、トリオにお招きしたかったのが石井くんと芳明さんだったので、これで念願かなったことになります(あと実はサックスの人もやりたい)。
もうアコーディオンかどうかはどうでもよくて、芳明さんの音楽が凄い。
音に凄みがありすぎる。トリオとどう混ざるのか想像がつかないくらい凄い。ぜひ聴きに来ていただきたいです。ご予約お待ちしております。
三井さんとのトリオもすごくよかった。会場は天井が高くて、1942年の木造建築としてはずいぶんモダンな梁がある素敵なお部屋。普段は介護施設として使われていて、壁に「なつやすみ」「お盆」みたいなお習字が貼ってある。これを、照明を付け替えて演奏者を部屋の真ん中に置き、椅子をそのまわりに置いて、目も耳も音楽に向かうような空間をつくりました。完全生音ということもあって、会場が一体になって音楽を楽しむいい時間になりました。
東京の南エリアというのは音楽を聴く場所があまりなくて、今回の尚徳学園というのを何か地域の文化発信の場にできれば、なんて話をしています。金曜の夜にひっそりと小さなライブをやったり、レコードかけたり。何か楽しいことができそうです。
次のツアーは?
8月のツアーは、いま来ている北川とわ関西ツアーでおしまい。来月は藤井進一トリオことBARDの名阪ツアー。9月4日に名古屋ミスターケニーズ、5日大阪ガロン、6日滋賀ボチボチです。ガロンはお店の名前が変わってから初出演。ボチボチの名物マスターに会うのも楽しみです。ギター好きの皆さま、小美濃北沢リズムセクションにご興味ありの皆さまにおかれましてはぜひチェックいただきますようお願いいたします。
── 小美濃悠太
この号で触れたライブ
いずれも2026年8〜9月の公演です。
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