20221011

賢作さんとのドライブも最終日。しくしく。

の前に、出発がゆっくりめだったので亀岡文殊へ。前の晩、お招きいただいた席でとどめに美味しいジンをいただき*1、ギター持ったまま即神仏になる動画を撮影されるなどの痴態*2を晒したので知恵が必要でした。

諏訪大社に行ったときと似てる、背筋の伸びる空気に満ちた場所でした。てくてく坂を登り、知恵の水を飲み、知恵の焼き団子を食べ、小馬鹿にした顔の猿が足元を走り去るという極めて文化的な午前中となりました。

*1 大崎市の欅というジン。

*2 ギター持ったままほんとうに穏やかな顔で寝てた。


一度ライブが中止になってから縁遠くなってしまった郡山のミッキーズを表敬訪問したのち、行く店行く店みんな閉まっているというハードモードのランチタイムを何とか乗り切り*3、白河へ。けっこう派手に道を間違えて山道をずぶずぶ走りました。

パンパンの満席でゴリッゴリに盛り上げていただきました。高畠といい白河といい、ほんとにありがたいことです。茶房瑠のお客さんはジャズリスナーというよりも、面白いもん聞かせてくれよ、という方が多い印象。音楽そのものを聴くというよりも、音楽を通じて人間を聴いていらっしゃるな、という感じがします。

名雪祥代は祭だ!!なんて話も打ち上げで出ましたが、そこにも通じるところがあるのでしょうね。老若男女問わず惹きつける、名雪さんのスゴさ。

珍しく、2日間続けてお客さんから「ファンです!!!!」というお言葉をいただき、自己肯定感を一年分補充しました。上手いね、というのも嬉しいのですが、そうじゃないところで何か感じてもらえるのも嬉しいものです。

*3 結果的においしいラーメンにたどり着いたのですが、郡山ブラックという明らかに北陸のパクりであるそれを目撃できなかったが残念。


お酒はほどほどにして(本当に)、翌朝は8時半に茶房瑠へ出勤。2階をお借りして、わたくしも名雪パイセンも事務仕事。

のつもりが、しばらくぶりだったのでたっぷりめの近況報告と意見交換会になっちゃいました。仕事上似たような立場になることが多いので、いろいろ話して毒抜いてもらった気分です。

白河に泊まったら恒例のとら食堂。本当に芸術です。

透き通り美しく輝くスープ。誇張ではないのです。ひと口すすればその純度に邪気が全て浄化されるはず。ベーシックなラーメンの一つの完成形です。雪谷の葉月もその類かと思いますが、とら食堂は白河ラーメンの頂点であり、アートであることは間違いありません。今年のうちに2回も来られてラッキーでした。


うちのコ(イタリア2013年生)はオレンジの香りを求めてる、というお話をいただきました。オレンジ配合のポリッシュオイルを買ったので東京に戻ったら指板を磨いてみます。現状でも持ち主にすんごい色気を振り撒いてるらしいのですが、さらに色気が出るのかなー。楽しみ。

日記が日付を跨いじゃったのでここまで。白河からはひとり旅。一路仙台へ。

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